一度は行きたい 京都 世界遺産 天龍寺 Kyoto World Heritage site Tenryuji Temple

2019.05.15 (水)

一度は行きたい 京都 世界遺産 天龍寺 アクセス Kyoto World Heritage Site Tenryuji Temple

世界に冠たる観光地京都。観光スポットがあまたある京都の中でも嵐山は最も有名な観光スポットです。京都の中心部からはバスや電車を使って気軽に訪れることが出来ます。修学旅行生やインバウンド客含めて一年を通じて多くの観光客が訪れる嵐山ですが、その嵐山の中でもどうしても訪れたいところが天龍寺です。昔は嵐山全体が天龍寺の所有物であったとも言われています。そんな由緒ある天龍寺を簡単に説明させていただきます。

京都の中心部から嵐山への行き方はいろいろありますが、私がお勧めするのは嵐電です。現在の天龍寺は嵐電の終点である嵐山駅のすぐ目の前にあるというアクセスの良さもありますが、嵐電そのもに乗ることに意味があると思います。嵐電は正式名称は京福電鉄嵐山本線北野線と言います。嵐電の詳しい説明は別の機会に譲るとして、レトロな電車に揺られながら京都市内を抜けて終点嵐山駅までの電車の旅は忘れられない思い出になると思います。

一度は行きたい 京都 世界遺産 天龍寺 Kyoto World Heritage Site Tenryuji Temple

天龍寺は臨済宗天龍寺派の大本山です。天龍寺は1339年足利尊氏によって創建されました。後醍醐天皇の追悼と南北朝の乱の戦死者の慰霊が目的で当時の有名な僧侶夢窓疎石の進言によるものと言われています。創建のための資金捻出のため天龍寺船を元に派遣したことでも有名です。玄関に入ってまず目につくのが達磨大師の絵です。達磨大師が9年間座禅を続けたこと。禅には静=座禅と動=働くこと(清掃)の両面があり修行を通じて悟りを開くことができるということ。他力本願ではなく自力本願つまり自分自身で考えることの重要性を説いた禅仏教が戦国時代の武士階級に受け入れられたこと。禅仏教とは何かという問いに対しての完璧な答えは難しいですが、私自身がインバウンド観光客から質問を受けた時などはこの様な答えをしています。

曹源池庭園の絵の様な美しさには誰もが感動します。日本初の回遊式庭園で、嵐山と亀山と小倉山を取り入れた借景式庭園です。大和絵文化と禅文化が見事に融合しています。曹源池庭園の一番の見どころは大きな岩組みの三段の滝です。一段目と二段目の滝の石組みの間には鯉になぞらえた鯉魚石があります。鯉は龍になるために滝を登るという中国の故事を引き合いにし禅仏教と関連ずけて説明すると皆さん納得していただけます。禅とは自らが感じることの重要性を体現いただけることはこの上ない喜びです。

この曹源池庭園を眺めることが出来ることが有名なのが大方丈です。天龍寺大方丈の御本尊は釈迦如来坐像です。仏像自体の古さや災禍を受けながらも現存する文化的価値から重要文化財に指定されています。天龍寺といえば法堂の雲竜図が有名ですが、大方丈の大広間の襖にも雲竜図が描かれています。襖と障子との違いや床の間等の日本家屋の特徴を説明し現在の日本人の生活スタイルとの違いを対比するにはもってこいなのでインバウンド観光客に対して説明することも多いです。

桜や紅葉の時期はもちろん新緑や雪の時期も絵になります。テレビや映画の撮影に利用されることが多いのも納得です。嵐電嵐山駅からのアクセスも抜群ですので嵐山観光の起点にされることをお勧めします。

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